北日本銀行の経営戦略

北日本銀行は多様化する顧客ニーズに応え、地域社会や経済の活性化につながる様々な取り組みをしております。

ここでは当行の活動を経営理念・現況・経営戦略・営業戦略を通じてご紹介します。

Chapter 1 当行の経営理念

~ 「地域密着」「健全経営」「人間尊重」 ~

企業文化を形成する主要な要素である経営理念を当行では、地域金融機関のあるべき姿として全役職員がこれを理解、共有化し業務に取り組んでおります。

右図のとおり「地域密着」「健全経営」は銀行の存在意義そのものを表しています。銀行の責務は、銀行の業務の健全かつ適切な運営を期し、国民経済の健全な発展に資することにあります。地方銀行は併せて地域の経済発展に寄与しなければなりません。この考え方を踏まえ、当行が地域にとって大きな公共的、社会的役割を担っていることを自覚し、責任ある企業として信頼に応えていくことを宣言したものです。

「人間尊重」は、企業において最も重要な経営資源は「人財」であると考える当行の姿勢を示しております。仕事の過程でお互いを尊重し、働きやすい、充実した組織作りを心がけ、これを実践しております。

Chapter 2 当行のマーケット

~ 北日本地域の発展を目指して ~

当行は岩手県盛岡市に本店を構え、北は青森、南は東京まで1都5県に79店舗の営業ネットワークをもつ地方銀行です。

本州で最も面積が広い岩手県は、製造業・農林水産業・観光業など多くの業種が活躍しています。当行はお客さまに対し資金ニーズのみならず、ビジネスマッチングや経営へのアドバイスなど、地域の身近な銀行員だからこそ得られる情報を活用し、提案や支援を行っております。

また、当行は岩手県外に22店舗を出店しております。県外店舗の出店数は東北の地方銀行の中でも有数であり、岩手県内はもちろんのこと東北地方広域でもネットワークを築き、幅広い地域のお客さまに支えられている銀行でもあります。盛岡をはじめ仙台、八戸などの東北各所の有力なマーケットが当行の活躍するフィールドです。

Chapter 3 当行の業況

~ 経営の健全性を確保し信頼を築く ~

当行は、中小企業と個人のお客さまを中核取引先とし、資産の効率的な運用を図り、資産内容の健全化に努めております。

平成29年3月期の決算においては、預金残高は個人・法人預金の堅調な積み上げがあったものの、公金・金融機関預金が減少したため1兆3,526億円(前期比365億円増加)となりました。貸出金残高は、地場企業および個人向けへの貸出金(住宅ローンや「ASUMO」を中心とした消費者ローン)は順調に増加したものの、地方公共団体向け貸出金およびシンジケートローンなどの市場間接貸出が、収益性に配慮した取り組みの結果減少したため、貸出金全体では8,712億円(前期比55億円減少)となりました。損益面では、経常利益は与信関連費用や営業経費を先期より抑えるものの、有価証券利益や役務取引等利益が減少したため、39億円(前期比1億円減少)、当期純利益は25億円(前期比1億円減少)となりました。

銀行の健全性を示す自己資本比率は10.60%と充分な水準を維持し、また金融再生法の開示基準による不良債権比率は2.4%(先期比0.3%改善)となりました。

外部機関である株式会社日本格付研究所(JCR)からは、格付A-(シングルAマイナス)「安定的」を取得し、経営の健全性・安定性に高い評価をいただいております。

Chapter 4 中期経営計画

「Focus2020」シンカ(進化・深化)する3年
 ~ すべてはお客さまの課題解決に向けて ~

当行は平成29年4月より平成32年3月を計画期間とする中期経営計画「『Focus2020』シンカする3年」をスタートさせました。

本計画のスローガンには、当行ならではのサービス提供にフォーカスすることで、他の金融機関との「違い」を際立たせ、存在意義を発揮し、地域のお客さまとともに成長・発展する銀行を目指すという強い思いを込めております。基本方針には、「リテール金融への更なる深化」と「営業チャネルの最適化」を掲げ、お客さまのライフストーリーをよく理解し、最適なサービス・商品を提供できる切れ目のない営業体制を目指すとともに、営業体制の改革をはじめとした営業チャネルの最適化により独自性を追求し、環境変化に打ち勝つ事業モデルのシンカ(進化・深化)に役職員が一丸となって取り組んでいきます。

中期経営計画概略図 笑顔のリレー

私たちは中期経営計画のコミュニケーションワードを『笑顔のリレー』としております。お客さまに笑顔で接し、お客さまのそばでいつでもご相談にのれる行員となり、お客さまが求めるご要望に目を向け、お客さまの心を笑顔にしていく存在となるという思いが込められております。そしてその「笑顔」がつながり、地域に広がることで、もっと地域が豊かになる、その循環を「リレー」という言葉で表現しております。

Chapter 5 地域経済活性化への取組み

~ 営業統括部地域事業支援室の取り組み ~

地域事業支援室は、震災で影響を受けた企業の支援や被災地域復興の貢献を目的とする「復興支援チーム」、農業と医療福祉の特定業種に精通した人材が籍を置く「アグリビジネスチーム」「メディカル・ケアチーム」に加えて、国が主導する地方創生の推進にあたり、地域金融機関に期待される役割を発揮するため、平成27年4月に「地方創生推進支援チーム」を新たに設置し、本部と営業店が連携し、個別のニーズに応じた企画の提案や事業化ノウハウの提供など幅広い活動を通じ、地域の復興を支え地域経済の活性化に貢献しております。
各分野の取り組みとして、復興・支援分野では、被災した企業の支援を地域の復興に向けて、復興支援チームと審査部企業支援チームが中心となり、各営業店が連携を図りながら被災企業を訪問し、今後の事業継続や固有の経営課題に対してきめ細やかな支援を実施しております。

医療・福祉分野では、認定登録医業経営コンサルタントにより構成されるメディカル・ケアチームを中心とした営業店・本部一体となった経営サポート体制により、様々な課題解決を支援しております。従来の融資に加え、「地域ヘルスケア産業支援ファンド」の活用など多様な資金調達手段の提供により、「医療に強い銀行」を目指しております。

アグリ・食産業分野では、「きたぎん六次産業化支援ファンド」を設立し、六次産業化を目指す事業者・生産者に対し、多様な資金調達手段の提供や経営のハンズオン支援など、総合的にサポートしております。

また、地方創生の推進に向けて、各市町村における地方版総合戦略策定に参画し、当行が持つ各専門分野(医療・介護、農業・食品関連、事業承継等)におけるノウハウの提供や専門家派遣等の外部ネットワークも活用するなど総合的に支援しております。これまでに遠野市や一関市等を含む岩手県内12市町村とそれぞれ地方創生に係る連携協定を締結しました。今後も市町村と一体となって地方創生の推進に取り組んでまいります。

Chapter 6 ライフサポート

~ お客さまのベストパートナーとして ~

お一人お一人のライフスタイル、生活観、価値観、将来設計が違うように、資産の運用計画やローン利用目的はそれぞれです。当行ではお客さまお一人お一人にフィットする金融商品のご提案を心掛けております。

個人向けのチャネルとして預金商品・投資信託・個人年金保険・証券仲介だけでなく、病気やケガを保障する医療保険や学資保険、ペット保険も取り扱っています。幅広い金融商品を用意することで、お客さまの要望にあったポートフォリオを作成し、きめ細かなアドバイスを行っております。

資産運用のスペシャリストであるマネーアドバイザーは、営業店に所属しながら高い金融知識に磨きをかけ、お客さまと同じ目線で資産運用をご提案し、リテール業務に精通した本部在籍のリテールマネージャーは営業活動やCSなど、営業店を直接指導することで顧客ニーズ対応型の営業力を高めております。

ローンについても独自の商品開発を行い、ニーズにあったご提案ができるよう様々な商品ラインナップを用意しています。住宅ローンの「新・家族愛」「かえサポ」、くらしのいろいろな場面で便利に利用いただける「ASUMO(アスモ)」など、お客さまの声や営業店行員の声を反映して開発したローン商品が多数あり、お客さまから好評をいただいております。

また、既存の営業エリア外のマーケットへ裾野を広げるため、平成27年7月に開設した「インターネット支店」は、東北の地銀・第二地銀では初めてとなる“完全ペーパーレス・印鑑レス”で口座開設できるスキームを実現させました。またコンビニエンスストアATMの利用時間を拡充させるとともに、平成29年10月より「北日本銀行アプリ」取扱や「LINE」による情報配信を開始させるなど当行の利用利便性を更に図るなど、今後もお客さまの個別ニーズへ積極的に応えてまいります。

また、平成29年10月にほけんの窓口グループ(株)との業務提携を行い、「盛岡南ローン・ほけんプラザ」を新たに開設しました。ライフプランニングに精通した専門スタッフの配置等により、“お客さまに寄り添う”情報提案を行ってまいります。

Chapter 7 ダイバーシティ推進の取組について

~ 『きらっ at Work プロジェクトチーム』の取組み ~

平成26年9月に発足した女性活躍推進プロジェクトチームでは、『女性活躍推進』をテーマに、女性の視点から現状分析や具体的企画・提言を行い、様々な取り組みを実施してきました。今後は銀行全体の『人材育成』と『活性化』について多角的な視点から考察し、企画実行するために平成29年10月より名称を変更し、職員1人1人が“キラっと”輝いて働く環境づくりに取り組んでまいります。

実施した取組みについては、産前産後・育児支援ガイド「パパ・ママサポートガイド」の発行、介護・育児による退職者のリ・キャリア制度の運用、女性行員の職域拡大を図るセミナー等のアイディアが生まれ、実行されていることが評価され「いわて働き方改革AWARD2016」にて個別取組部門賞を受賞しました。今後も女性行員の活躍および働き方改革を推進してまいります。

ダイバーシティ推進の取組についての詳細はこちら

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