CROSS TALKスペシャル座談会クロストーク01

新入行員座談会
「2022年入行組が
近況、思いを語り合う。」

Miho Kawabe

川邊 美穂

農学部卒南大通支店 窓口営業グループ

秋田市の出身で、進学を機に盛岡へ来た。このマチの良いところは大好きな日本酒、コーヒーの美味しい店が多くあること。モットーは、何事にも一生懸命。

Takaki Hiramatsu

平松 孝基

先進工学部卒大船渡支店 窓口営業グループ

茶道が趣味で、簡易セットを買い込んで抹茶を立てて味わっている。休みの日には、釜石市の実家で飼っているチワプーという種類の小犬と遊ぶことが多い。

Hitomi Suzuki

鈴木 一実

総合政策学部卒雫石支店 窓口営業グループ

生まれも育ちも矢巾町。大学で地域系を専攻し、まちづくり全般を学んだ。お客さまから雫石について教わることも多々あり、地域の一員の仲間入りを果たした。

Ryuuya Natori

名取 竜也

教育学部卒大通支店 渉外営業グループ

社会人になってからも野球を続け、銀行の軟式野球チームに所属。日々の活力を野球から得て、地域に貢献できる仕事に邁進。宮城県利府町の出身。

それぞれ支店の一員として 大切な役割を担っている。

配属先で得たこと、気づいたこと。

さあ、新入行員同士で大いに語り合いましょう。入行して半年以上が経ち、それぞれの勤務先での仕事ぶりも落ち着いてきた頃だと思います。そこで支店の雰囲気を含め、ふだんの様子から教えていただけますか。
雫石支店の上司、先輩は私を温かく迎えてくれました。面接や会社説明会で感じた通り、きたぎんは「人がいい」という印象がより深まりました。年功序列で、お堅い銀行のイメージと真逆の行風ですね。窓口業務の小さな改善提案でしたが、若い私が意見を発言できる雰囲気があり、、それを採用してくれたことも驚きでした。人事制度や人財育成の改革などにも乗り出しており、革新的な銀行であると実感しています。
僕は盛岡市の繁華街にある支店に配属となり、個人ローン全般に、ニーズの聞き込み、提案など、さまざまな案件に携わっています。立地特性として、飲食業や店舗販売のお客さまが多い印象です。責任のある仕事を早い段階から行わなければならなかったので少々、戸惑いを感じましたが、その分、成長スピードが速まったと言えます。場数を踏むごとに業務のコツを体得しつつあり、これからは金融スキルの上積みを図る方向で実力を伸ばしていきたいです。
私は現在、テラー業務に就いています。来店されるお客さまには、法人のお客さまが多いです。顔と名前を覚えてもらったり、あいさつ+αの会話が生まれたりして信頼を築けていることを実感しています。想像以上に覚えることが多く、混乱することもありましたが、業務一つひとつの意味を考えながら覚えていくと、他業務との関連も理解できるようになってきました。この感覚は、やってみないと体得できないかもしれません。銀行に入ったら誰もが通る道なのだと思います。
川邊さんの言う通りですね。当然なのですが、初めの頃は渉外営業グループと窓口営業グループで業務内容が大きく異なり、覚えることの多さにも愕然としました。その反省を活かし、僕の場合は、すぐにメモを開けるように付箋で目印を付け、素早く業務に取り組めるよう工夫しています。何度か壁のようなものに突き当たるかもしれませんが、そんな時は周りの人に教えを乞うのが正しいと思います。最初からソツなく仕事をこなせる人は、そんなに多くありませんから。

学生生活の宝ものって何だろう?

僕らは学生の皆さんに最も近い世代なわけですが、どのような学生時代を過ごしてきたのか教えてください。
農学部で、遺伝子組み換えイネを研究していました。所属した学科は実習や課題が多かったので、大学生らしくレポート提出に追われていました。学外では、イベント運営スタッフと飲食のアルバイトを幾つか掛け持ちし、接客を通して人と話すのが好きになりました。窓口業務では幅広い年齢層のお客さまと接しますが、アルバイト経験が活きていると感じています。
分野は全然違いますが、僕も川邊さんと同じく理系の出身です。工学的な視点から生物なり医療なりを捉える勉強に勤しみ、ガンにまつわることを学んでいました。
私は、まちづくり全般を学び、経営系の科目も選択していました。そうした点で金融業界に近かったかもしれませんが、就職活動をするまでは、ほとんど意識せずに過ごしていました。高校時代から続けていたボルダリングに熱中しました。登山では、岩手山や蔵王に出かけていました。
十人十色ですね。僕は軟式野球の部活動と、教員免許を取得する勉強に明け暮れました。やりたいことをじっくり究めた上で心身を切り替え、就職活動に臨んだのが良かったのかもしれません。

「楽しみな新人が入ってきた」 と言われるように夢を紡ごう。

志望動機と、目指す銀行員像について。

人それぞれ、きたぎんとの出会いがあると思います。皆さんは、どんな志望動機を抱いて今は、どんな銀行員を目指しているのでしょうか。
「地方創生、地域活性化に貢献できる仕事」という条件を設け、業界を問わず会社研究を進めていました。そうした中で、地方に暮らす人々の夢の実現を後押しする地方銀行の仕事に興味を持ちました。その中でも、きたぎんは行員一人ひとりが自律型人財として成長することを掲げており、人を大切に活かす企業風土に着目しました。私自身、変化や挑戦を好む性格ということもあり、今までの銀行にはない新しいことに取り組めるのではないかと思い、入行を決意しました。お客さまのライフプランに沿った提案が出来るように知識を習得するとともに、自らの課題を見つけて解決する能力を培っていきたいです。
インターンシップに参加して、とてもアットホームな行風だったので志望しました。僕の場合は、野球と地域貢献が絶えずセットとしてあるので、そのような希望に叶う点が決め手になりました。
幼い頃、きたぎんを訪れた際に、窓口の女性行員が笑顔で応対してくれたのが好印象で、それ以来ずっと憧れを抱いていました。このような体験がベースとなり、地元・岩手の人々や企業に関わる仕事に就こうと強く考えるようになりました。お客さまとの交流を深め、より信頼される行員を目指して日々の業務に取り組んでいます。
祖父が亡くなった際に、きたぎんの方に寄り添っていただいたことがあります。相続手続きなど、わからなく、不慣れな私たち家族に対して懇切丁寧に教えてくださいました。とても頼り甲斐のある姿を目にし、私も同じように人や地域の役に立ちたい、と思うようになりました。

早い独り立ちを願って 育てながら、現場を任せる。

育成と実践のバランスを重視。

入行して当初は、出納業務を担当しました。その後、審査管理では主に個人ローンを経験。現在は窓口に出てテラーとして、お客さまと接しています。リゾートホテル関係など、観光業に携わる方々が多くいらっしゃいます。メモを見ながらも事務作業を一人でこなせるようになってきたので、我ながら成長を感じています。新入行員にとって支店は育成の場であり、実践の場でもあると強く認識しています。
はじめの6ヶ月は渉外担当として、お客さま訪問を通して幅広く地域の方々と話す機会に恵まれました。港町・大船渡ということで水産関係の取引先が多くあります。さんま祭りのイベントでは、スタッフとして運営を手伝いました。そして10月からは、出納が僕の職務になっています。現金の入出金や管理を行っていますが、ここでも覚えることが多くて間違えられないので連日、奮闘しています。
内陸部と沿岸部との産業構造の違いが、はっきり表れていますね。日々の業務に追われながらも、このような地域ごとの経済の特徴や動きを把握することが大切なのだと、認識を新たにしています。10月からは為替の業務が加わり、新しい知識の吸収に努めているところです。

それぞれの「きたぎん就職」必勝法。

どのようにして就職活動へ取り組んだのか、皆さんの事情が気になります。私はと言えば、自分なりの目的意識やテーマを明確にし、しっかりと言葉で表すことを心がけました。野球がしたい、地域に貢献したい…というビジョンを描いて説明できたのが良かったと思います。あやふやな態度や自信のない選択だと、すぐに見破られると肝に銘じていました。
私は、まわりの人たちに自分の考えや悩みを相談するよう心がけました。殻に閉じこもることなく友人、アルバイト先の店長、就職活動を支援する団体、そして大学の先輩などにアドバイスを求めたのです。その結果として賛同が得られたり、こちらの認識で欠落している部分を指摘してくれたりしました。おかげさまで、余裕のある考え方が出来るようになったと感じられます。
僕は自分なりの価値観、視点のようなものを決めて就職活動に臨みました。「人を大切にしているか」ということを基準にすると、きたぎんは、お客さまはもちろん、行員に対しても思いやりのある施策を展開していると感じました。このように、業種・企業規模・知名度などとは異なる判断基準で分析すると、人それぞれ、ふさわしい会社に出会えるかもしれません。
実際に働いている人の言葉を聞いて、想像とのギャップを埋めるようにしました。願わくは世代の近いOB・OG、あるいはベテランクラスの方々など、幅広くコメントを集めるのが良いと思います。また他人と比べると、どうしても余裕を失いがちになってしまうと考え、努めて自分らしく、マイペースを貫いて就職活動を乗り切りました。

次代の岩手を支える力に成長しよう。

東日本大震災で多大な被害を受けた岩手県の復興を支える力に、という想いは変わることがありません。インフラや街並みは機能が戻ったとしても、そこに根ざす人や企業が真の再生を図るには、まだまだ時間や知恵が必要だと認識しています。ましてやコロナ禍の昨今、持続可能な金融サービスが強く求められていると思います。大学でのガン研究を踏まえ、ゆくゆくは医薬品開発や医療に特化する融資商品の開発にも携わってみたいです。
とにもかくにも、営業店でのジョブローテーションを無事に終えたいと思います。さまざまな業務を通して経験を積み重ね、その先は、本部での業務にも挑戦してみたいです。
まずは、職場の同僚から信頼を寄せられる人になることです。一つひとつ積み上げ、やがては大きな仕事を任せてもらえるような人財になりたいです。
例えば、お客さま個人の資産形成・運用、マイカーやマイホーム購入のサポートを通して地方での暮らしの充実を実現できるよう頑張りたいです。仕事を通し、いろいろな暮らし方があることに気づけ、自分の中でも楽しいこと・幸せって何だろう、と考えるきっかけが生まれました。地元企業と一緒にイベントや企画を考えて実現し、地域を盛り上げられたら良いな…とも考えています。

最後に、学生の皆さんへメッセージをお願いします。

川邊

何かワクワクするような、ちょっとでも心が動かされることがあれば、それが皆さんの人生で軸となる要素だと思います。納得するまで自分と向き合い、悔いのない選択ができるよう願っています。

平松

たくさんの経験を積んで欲しいと思います。大学での専攻はもちろん、資格の勉強、見聞を広げるために旅へ出るなど、貪欲に行動してみてください。コロナ禍での制約はあると思いますが、さまざまなことにチャレンジして人生の糧を得ましょう。

鈴木

きたぎんは、人とのつながりを橋渡ししてくれる存在です。個人・法人の、お客さま。そして行内の仲間たち。たくさんの結び付きが生まれ、無限の広がりを感じさせてくれます。

名取

就職活動は苦労の連続だと思いますが、自分が確信を持って決断したことは、今後の人生に於いて大きな意味を持つと思います。いつか一緒に働ける日を楽しみに待っています。